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子安幸代の推薦書籍(1)

~ タイプですか、白洲次郎 ~

心魅かれるタイプです。でも、生涯のパートナーとしては、かっこいいけど、ハラハラ、ドキドキの連続。自分には、付いて行くのは無理そう…。

読み進める中でも気になるのは、夫人の白洲正子…。どんな思いで夫を見守っていたのか。そんな興味も尽きないところが、白洲次郎の魅力。

「白洲次郎 占領を背負った男 上・下巻」(北 康利 講談社文庫)に描かれている“白洲次郎”なる人物はそんな人。

会ってみたいか?もちろん、Yes!

写真を見ても、とってもダンディ。

日本国憲法制定の経緯には色々な解釈の仕方があるとは思います。この本の著者の解釈もその中の一つ。

解釈の仕方云々は賛否両論あるかと思いますが、それはさておき、新憲法制定作業の中での白洲次郎の立ち位置、日本政府とGHQとの間に挟まれながら、日本人としての誇りを守ろうと孤軍奮闘する姿に興奮を禁じえません。

戦後の日本の経済的独立を目指し、『ひとりの男の執念が作り上げた“日本復興”の切り札』(本文から)、通商産業省の創設に奔走する白洲次郎。

通商産業省、という名称に込められた次郎の日本の経済復興への強い思い、壮大な夢…。

熱い日本人の姿に出会えるこの一冊。

今後、憲法改正論議が進展しそうな気運の中、ぜひとも読んでおきたい一冊ではないでしょうか。

 

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